どこから見ても絵になるけれど、遊覧船に乗ってセーヌ川からながめた姿も美しい。夜のきらきらライトアップ、シャンパンフラッシュを今度行ったらぜひ見たいものです。
(2017.2)
【No.31 エッフェル塔】

1889年のパリ万国博覧会のために造られたエッフェル塔。建設当初はモーパッサンなど芸術家たちから醜悪な外観だと避難の的になりました。今やフランスとパリの美を象徴するランドマーク。これまでに2億人以上が訪れたそうです。
【No.30 シャンゼリゼから凱旋門】

あまたの名店が連なるシャンゼリゼ大通りにマカロンで有名なラデュレがあります。ペールグリーンの店の二階の瀟洒な部屋で朝食(プチ・デジュネ)を頂いたのは忘れられない思い出の一つ。ネット予約がおすすめです。
【No.29 グラン・パレ プチ・パレ】

金色の彫刻を頂く優雅なアレクサンドル三世橋を渡れば、1900年パリ万国博会場となった豪華な建物が両側に現れます。大きい方のグラン・パレは企画展やシャネルのファッションショーが行われるところ。
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シャルル・ド・ゴール広場にそびえる巨大な凱旋門の建設を命じたナポレオンは、生きて門をくぐることはありませんでした。別名エトワール(星)広場はその名のように5本の大通りが交わる交差点。自動車やバイクがぶつからずにぐるぐる回る様は壮観で、飽かず眺めていました。
(2016.12)
小さい方のプチ・パレではドラクロワやセザンヌなどの常設美術展が何と無料。美しい中庭の回廊にはセルフサービスのカフェがあり、パリ中心部とは思えぬ優雅なひとときを過ごせる穴場スポットです。
(2016.10)
庭を歩けば幾何学模様の植え込みの間から代表作の彫像が現れます。バラの季節はとりわけ素晴らしく中庭のカフェで喧騒を忘れて和むのも最高。西側にはナポレオンが眠るアンバリッドの金色のドームが輝いています。
(2016.09)
【No.28 ロダン美術館】

駅舎を改装したオルセー美術館は今や印象派の殿堂として大人気ですが、ペアチケットがあるロダン美術館にもぜひ行くことをおすすめします。7区の優雅な貴族のお屋敷に住んでいたロダンの邸宅では、彫刻作品のほかゴッホの「タンギー爺さん」などの絵画も見逃せません。
日曜日に開かれるラスパイユ通りのビオ(オーガニック)マルシェは観光客にも人気です。ハチミツ店の丸いハチミツあめ、テイクアウトできるスープなどお楽しみがたくさん。セーブル・バビロン交差点まで歩けば老舗デパートのボン・マルシェがあり、充実の食品館はいつ行っても混雑しています。
(2016.08)
【No.27 サンジェルマンデプレ界隈】


高層ビルのモンパルナスタワーは駅前のランドマーク。レンヌ通りのスポーツクラブ:クラブメドにはピアノのレンタルスタジオがあり、滞在時によく利用しました。ヘミングウェイがパリに住んでいた頃、最初の奥さんもアパートからピアノを弾きにいったそうです。昔からそういう場所はあるのかもしれません。
(2016.08)
【No.26 モンパルナス界隈】

ヴァヴァン交差点の付近にはドーム、ロトンド、クーポール、セレクトなど有名カフェが集まっています。いわゆるベル・エポックの1920年代、アメリカ人や外国人芸術家のたまり場でした。その中には若き日の藤田嗣治やモジリアニの姿も。バルザック像は7区のロダン美術館にも同じものがあります。
お子様向けには小さなマリオネット劇場があり、ギニョールというキャラクターが人気。園内には何と養蜂場ではちみつを作る施設もあります。
(2016.06)
【No.25 リュクサンブール公園】

17世紀イタリアはフィレンツェからお嫁にきたマリー・ド・メディシスが作らせたパリで最も優雅な公園です。広大な敷地には美術館やテニスコート、カフェ等が点在し、左岸の代表的な憩いの場となっています。
ソルボンヌ大学をセーヌ川方向に通り過ぎ、サン・ミシェル大通りに出ると、突然ローマ時代の浴場跡があらわれます。同じ敷地に14世紀に建てられたクリュニー修道院は、現在の中世美術館。ここの至宝は「貴婦人と一角獣」の6枚のタピストリー。照明を落とした館内では、真紅の花園に描かれた夢のような絵巻を鑑賞することができます。
(2016.06)
【No.24 パンテオン、中世美術館】

聖ジュヌビエーヴの丘にそびえる大聖堂パンテオン。地下にはルソーやヴォルテール、ユゴー、ゾラなど偉人たちの霊廟があります。
広場から東のモンジュ通りに出て少し北へ歩けば、石に挟まれた小道の向こうに円形の広場があらわれます。アレーナ・ド・リュテスは本物のローマの遺跡。19世紀のパリ大改造時に発見され、古代ローマの闘技場の姿を今に伝えています。
(2016.05)
【No.23 ムフタール通り界隈】

ムフタール通りは5区にある常設市場通りです。狭い上り坂の両側にはパン、野菜、肉、魚、ワイン、チーズに総菜屋が軒を連ね、歩くだけでも楽しい。坂を登りきるとコントルスカルプ広場に到着。1920年代に若きヘミングウェイが作家修行時代に住んだアパートがあります。

 
植物園の西側にはイスラム寺院のモスケ。ミナレット(尖塔)をあおぐ美しい中庭は見学することが出来ます。構内にはハマム(サウナ風呂)や飲食施設があり、レストランではクスクスなどのモロッコ料理、カフェでは甘いミントティーを賞味してはいかがでしょうか。
(2016.04)
【No.22 植物園とモスケ】

迫力ある動物の剥製が並ぶ自然史博物館は植物園の広い敷地内にあります。その歴史は古く17世紀ルイ13世の時代に王立薬草員園として造られました。温室や動物園もあり家族で楽しめる公園スペースです。
兵舎のある大通りをまっすぐに進むと、金色の守護神を頂く七月革命記念柱がそびえるバスチーユ広場へ出ます。1789年バスチーユ監獄襲撃でのろしをあげたフランス大革命です。広場に面したモダンな建物オペラ・バスチーユは、二百年後の1989年に建てられました。

(2016.03)
【No.21 バスチーユ】

セーヌ川も時計台の美しいリヨン駅や対岸のオステルリッツ駅までくると、ぐっと落ち着いた雰囲気に変わります。漫画「ベルサイユのバラ」のクライマックスでもおなじみバスチーユ監獄は、ひなびた土台を残すのみ。人々は気付かずに通り過ぎて行きます。


パリの思い出 Mémoire de Paris